「りくー、おはよー!起きて~!」



眠気に襲われながらも目を開くと、俺の布団の上にちょこんと女の子が座っている。






「…もうちょっと寝かせろ」





ぶっきらぼうにそう言い放つとコイツは俺の掛け布団をひっぺ返しやがった。





「早くしないと夏休み終わっちゃうよ~?」




「…まだあと10日もありますぅ」