壽「なんですなんです?何が居るんです?」


壽さんは私とエストの間に入ってくる



エスト「ッチ」


恐ぇー…
そんなに壽さんはめんどくさかったのだろうか…


杏「何でもありませんよ。それより、この歓迎会に来ている人でパートナー契約をしてない人はいますか」


私は壽さんに尋ねた


壽「契約してない方は三年に一人居ますが歓迎会には参加していませんし…。あっ!!契約と破棄を繰り返している生徒は居ますよ二年生ですが!!」


私とエストは顔を見合わせる


杏「契約と破棄を繰り返している…?」


壽「はい。しかも女性限定で」


エスト「契約は何度も繰り返しできるものなのですか?」


エストは壽さんに聞いた


壽「通常は出来ないのがルールです。ですが、彼等の印は特別で…。パートナーとなる人が居ないらしんです。なので理事長が特別に自分合うパートナーに出会えるまで何度契約をしてもいいといったんです」



杏「へぇ、ババ様が」


エストはまだ納得しきれないような顔をして地面を睨んでいた


杏「どしたの?」


エストは顔を上げ答える


エスト「……彼等とはどういう意味です?」


あぁ…
って、本当だ!!
壽さんは彼じゃなく彼等と言ってたことを思い出す


壽「ああ、彼等は双子なんです」


はぁ…
って双子!?