「ねぇ、洋子」


昼休み、職員室へ行っていた律子が、帰って来た

律子は、洋子の後ろの席に座りながら声を掛けてくる


「ん?何?」


後ろを振り向き、聞き返す

律子はなんだか嬉しそうだ


「へへぇ、何かね、転校生が来るみたい」


ニヤニヤしながら言っている


「どこから仕入れた情報よ」


つられてニヤニヤしながら聞いてみる


「直接見てきたもんね~」


目一杯笑顔だ