「誰が意地悪だよ!それより、なんでここに居るんだ!?」


先に切り出したのは、少年の方だった


「そっちこそ、泣き虫って何よ!」


負けじと反撃に出る


お互いに睨み合っていたが、みかねたクラスメートが割って入る
女子数人が私を囲み、席に座らせる

彼は、男子に囲まれていた


「洋子ちゃん…だっけ?」


女子の一人が話しかけてきた


「私は、<斉藤 律子(さいとう りつこ)>、律で良いよ」