「どうしたんだ?洋子」


ビクッ
突然、背後から父の声
一人の世界に入っていたおかげで、急にかけられた声に、思わず飛び上がるほどびっくりしてしまった

飛び出しそうな程ドキドキしている心臓を気力でなだめながらゆっくりと振り返る


「お…お父さん…いつからそこに…?」


「ん?ダメダメダメって首を振ってるところ辺り」


見られた!
く…口にはしてなかった…よね?
大丈夫よね?