「律子…」


絞り出した声は、まだ震えている


「律子は、本当の友達だね…」


思わず出た言葉だった

しかし、心から出た言葉だった…


律子は、照れ臭そうに笑った


何も解ってなかったのは、私の方だったなぁ…

こんな大切な事を忘れてたなんて…