「こてつ~。」 私がこてつに近づくと、こてつは逃げずに、私に近づいてくる。 猫にしたら、珍しい光景であろう。 だが、こてつにしたら、なんでもない事だ。 しーちゃんと二人で学校まで行く。 近所まで、こてつはしーちゃんをお見送り。 しーちゃんは、後ろをチョコチョコ見ながら歩く。 こてつは本当に、しーちゃんが好きなんだな、と毎日思う。