もうとっくに限界は超えてた。

気づかないふりをしてた。

でも、もうダメだった。


『これを僕の代わりだと思って下さい。会えなくて寂しいときは僕もこれを見て貴方を思い出します。』


そう言って貴方がくれた指輪ももう意味がなくなった。

あの時は、絶対に大丈夫だと思ったのに。

あたしはいつからこんなに弱くなったのかな。