心離れのルームメイト

「まっ」

「違うよ!ルームメイト!」


そんな強く否定しなくても。

「そうだよね!こんな若い女の子がお前の彼女なわけないよな。」

「でも!急にどうしたんだよ?来るなら連絡くれれば?」



なんかショックなんだけど。どうせ釣り合わないわよ。


「いや偶然、近くを通りかかったからさ。」


そして部屋へ招いた。


「それにしても、本当。久しぶりだな。坂木、市内の学校で美術の教師をやってるんだ。」


教師だったのか。この人。