とにかく私たちは部屋から出た。


「あれ?なんで、考ちゃん。尚の部屋から出てくるんだ?こんな朝方から。」


「そっそれは。」



秀平の顔はだんだん赤くなっていく。


「おい!尚!考ちゃんに何かしたんじゃないだろうな!」


何かって?

「何かってなんだよ?俺がこいつにおかしなことしたって?」