心離れのルームメイト

「…何よ。ちゃんと笑えるんじゃない。」

思わず見とれてしまった。
すると真顔で

「俺はどうでもいい奴に笑顔の安売りはしないんだ。今回は偶然というか、特別だ。」

意味わかんない。その思考。

「ねえ!もう1回笑ってよ。」

「うるさい。車出すぞ。」

そして車を出した。

「ねえ、どこに行くの?」

「値段の安い飲食店。」