心離れのルームメイト

「今日は秀平さんにとって。幸運な日なの?」

「うん!!考ちゃんに会えたから。もう帰ったかと思ってた。会えてうれしかった。」


そう言いながら頭をなでてきた。


「あっ。」

「キッチンに戻るよ。焦げる前にね。」


そして急いでキッチンへ戻って行った。
秀平さんって、本当。人が喜ぶことを素直に言えるんだな。すごすぎる、いろんな意味で。ロマンチストというかなんというか。


「ふう。間に合った。それじゃあ皿に盛り付けるから。」

「これ、私の寝顔。」


「!!!」


秀平は急いで私のもとへ駆け寄ってきた。


「ごめんさい。勝手に見ちゃって。」