心離れのルームメイト

そして作り始めた。


「少し時間が空いたから、描かせてもらってもいいかな?」

「はい!どうぞ!あっ!それスケッチブック!」


秀平は鞄から取り出した。


「これからはいつも持ち歩くことにしたんだ。」

「どうして?」


秀平は幸せそうな笑顔で

「だって。今日みたいに幸運な時は考ちゃんに会えるかもしれないだろ?だからいつ会えてもいいようにこうやって持ち歩いてるんだ。ようするにカメラと同じだよ?」


すごく嬉しいんだけど。