「尚いたんだ。」


少し残念そう。


「考ちゃんは、俺達。荷物いや制服を取りに来たんだけど。」


「秀平さん」



私は尚の後ろに隠れていた。


「秀平。話があるんだ。」


「…ごめん。もうそろそろ行かないと、遅刻してしまいそうだから。考ちゃんも、お前だってそうだろ。」