心離れのルームメイト

私は急いで車から降りた。


「おい!どうしたんだよ?」

「一人にして。先帰ってて!ね?」


私は、一度も振り返らず、その場から走り出した。
これ以上、尚といたら理性保てない。
きっと号泣しちゃう。


どれだけ時間がたったんだろ。


「お腹空いた。あれから何も食べてないもんな。」


顔をあげると目の前にはこないだ。尚と一緒に行ったレストランが。


「なんか食べようかな。」