「バカっておい。」

「一緒にいてよ。尚がいなきゃつまんないよ。」


尚はゆっくり私の方へ振り返った。


「ごめん。」

「うんうん。」


そのごめんの一言がどんなに嬉しいのか尚には、わからないだろうな。


「やっぱり付き合ってるんじゃないのか?尚達。」

「違う!!」


そしてリビングに戻った。


「それじゃあ!考ちゃん!そのソファーに座って。」


「あっはい!」