瀬川拓海

高校2年


毎日毎日…

同じような日々が続いてる

「学校つまんなすぎだろ…」
「部活もなんもやってねーからだろ?」

「涼太もやってねーぢゃん」
「俺は、恋してるし?」

「あっそ」

女?興味ねー
高校2年になるけど
生まれて一回も恋した事なんてないし、したいとも思わないな

「あ、今日転校生くるらしいぜ」

「へー、イケメン?」

「女、帰国子女」

「女かよ」

「可愛いって聞いたぜ?」

「可愛いからなんだよ?」

「お前ほんと女に興味ないのな…」

ガラッ…

「はいっ席つけー!!」

カッカッ…

瀬川 優花

「はい、うちのクラスに入ることになった、瀬川、彼女帰国子女だから、日本語苦手で、分からない事多いけど色々教えてやってな」



女に興味ない…

たった今訂正します。

つい見とれてしまった…


彼女は、栗色の髪で
セミロング、肌は透き通るような白、目は、ぱっちり二重

まるで人が作った人形のように、完璧な外見だ…

クラスが静まりかえった

「優花ですどうぞよろしくお願いいたします」

とてもぎこちない日本語で、彼女は、言った

先生の話によると、
生まれてすぐ外国へ行って今までずっと日本へ帰ってきてなかったらしい