「あーや!」 パンっと、目の前で大きな音がした ハッと我に返ったあたしは 青野の方を見た 「あ、ごめ…えと、あたしケーキで」 「ん、おっけ」 快く返事をした青野は ウェイトレスを呼び 注文をしていた。 もう、今日だけはいいや ということで あたしは開き直った 「何ボーッとしてんだよ」 お冷やを少し口に含み 青野が言った。 「べ、別になにもないよ」 へらへらと笑って 青野の質問をかわした。