てゆーか、生理痛だっつってんのに、なんで男が付き添いなわけ?
もう41なんだから、
そこら辺配慮してくれたっていいじゃない!
「大丈夫か?」
「あ、うん…。」
青野に支えられながら
理科室から去ろうとするあたしたち
なんかもう…
なんなんだって感じだ。
保健室に付くまで
何でか生理痛を本気にして
青野は超気にかけてくれて
優しいし…。
保健室の前まで行けば、
出張中の貼り紙。
こら、理科教師よ…。
「先生、出張かよ…」
「みたいだね」
先にそれを言え。
「んー、じゃあ、俺、職員室行って鍵取ってくるわ」
「え?あ、いや…待っ」
有無を言わさず
立ち去った青野
もう本当、何やってんだか…
あたしは仕方なく
青野が戻って来るのを待った。

