真ちゃんがシャワーを浴び父さんの服を着た。




真ちゃんは父さんより背が低いから、ブカブカで可愛い。




「真ちゃん可愛いね。」




「飛鳥可愛いはないだろ。」



「真ちゃんには私のジャージの方が良かったかも。」



「バーカ、ピンクのジャージなんか着れるか。」




「ピンクじゃないよ、黒だよ。」




「飛鳥はピンクが大好きだったろ。いつもピンクの服着てたよな。ほらウサギのぬいぐるみにピンクの服着せてたよな。」




真ちゃん思いだしたの?




「真ちゃんがウサギのぬいぐるみくれたんだよ。」




「そうだよ、未來の誕生日に俺が買った。マリーに友達がほしいって言うから、ウサギのぬいぐるみにしたんだよ。あの日誕生日なのに未來は一人ぼっちだったな。」




真ちゃんありがとう。




もう充分だから。