父さんも智君も中々帰って来ない。




真ちゃんが苦しいそうに何回も私の名前を呼ぶ。




真ちゃんは飛鳥でなく未來と何回も呼んだ。




「未來何処にも行くな!」




真ちゃんが私の腕を引っ張り、私は布団の中に倒れ込んだ。




真ちゃんはそのまま私を抱き締める。




「未來ごめん、一人ぼっちにしてごめんな。」




真ちゃんは夢をみてるんだね。




夢でも嬉しい、真ちゃんの暖かい腕の中で私も眠ってしまった。




う〜ん、なんか明るいもしかして朝。




目を開けると目の前に父さんがいた。




父さんはニヤニヤ笑っている。




父さん誤解しないでよぉ。



この状況はかなり不味い。