「まぁ、4年も付き合ってるんでけじめで結婚は考えてるけど、正直結婚はまだ先にしたいのが本音かな。」




そんな事言わないで早く結婚してほしい。




「まだ教師になったばかりで、結婚となると難しいかなって思ってしまう。彼女は年上で早く落ち着きたいみたいだけど、家事は全くやらない人だからね。」




家事を全くしないなんて、俺には考えられない。




「彼女は橋本病院の一人娘だから、お手伝いさんとかいて何もしなくていいんだよ。」




「それでも結婚したらやるだろ。」




東上が笑い出した。




「彼女は家事なんてしないよ。お嬢様だから、俺は婿に入らないといけないから、考えただけで憂鬱になるよ。」




東上が可哀想になった。




東上は本当にその彼女が好きなのか?




玉の輿にのりたいだけなんだろうか。