だけど未來は東上ばかりを見ている。




又見た。




なんか面白くない。




東上も未來の視線に気付き、笑顔を向けた。




東上の笑顔に顔を赤くする未來。




このままじゃ不味い。




絶対俺が不利だ。




「東上先生の彼女さんって、どんな感じの人なんですか? 」




未來の顔が曇る。




「僕の彼女が気になるんですか?」




「えぇ、東上先生の彼女さんって、きっと素敵な人なんじゃないかと思って。」



未來が俺を見て、「私さっき真ちゃんの彼女と会ったよ。超美人の女医さん。真ちゃんは来年彼女と結婚するんだって。」




彼女と結婚ね、良かった安心した。