父さんはお願いしますと頭を下げて帰って行った。




気まずい、このまま消えてしまいたい。




それか透明人間でもなりたい気分。




とにかく二人の前から自分の存在を消したかった。




そうだ買い物をして、タクシーで帰ろう。




父さんからカード預かってるし、大丈夫じゃん。




「あの私買い物してタクシーで帰りますから。じゃ私はこれで失礼します。」




「待て飛鳥、須美香のことは気にしなくていいからさ。」




気にしなくていいと言われても、さっきから須美香さんに睨まれてますけど。




東上先生は女心が全く分かっていない。