「父さんマリーを抱いてる男の子の名前知らない?」



「え〜と、なんて言う名前だったかなぁ?未來が呼んでたんだよ。あ、そうだ、しんちゃんだよ。多分しんやって名前だったな。」




しんや?




東上真也って事。




あの男の子が真ちゃんなの?




東上先生の笑顔は、真ちゃんの笑顔だったんだ。




「父さん真ちゃんだよ。あの真ちゃん。」




「誰が真ちゃんなんだよ。」



「あぁそうか、私の担任の東上真也があの時の男の子。マリーを拾って来た真ちゃんが私の担任だったの。」




「本当なのか、未來の担任中々のイケメンだったよな。あの担任が真ちゃんだなんてな。驚きだよ。」




本当にこんな偶然てある。



真ちゃんがいた。




あんなに会いたかった真ちゃんがいたんだ。




東上先生は私の事覚えていたのだろうか?




まさかだよね。




私の事未來って分かった?



真ちゃん飛鳥未來だなんて、どっちが名前だか分からないって笑ったよね。




あの笑顔は真ちゃんだったんだ。