ピストルの音と一緒に走り出した。




紙に書いてあったのは、あなたの尊敬出来る人。




えぇ、私が尊敬出来る人って誰?




いないよ。




どうしよう?




この際誰でもいいか?




その時、「私が東上先生貰うからね。」




わ、何、中田さんの紙には何て書いてあったの?




それより尊敬だから、校長でいいか。




私は校長先生を目指して走った。




あ、でも校長の顔知らない。




どうしよう?




「おい、飛鳥どうした紙に何て書いてあるんだ。」




何で東上先生がいるの?




「飛鳥の動きが止まったから心配になったんだよ。」



あ、でも中田さんが東上先生のとこ行ったんじゃなかった?




紙を奪った東上先生は、私の手を握って走り出した。



ちょっと待ってよ!




「飛鳥の担任なんだから、一応尊敬出来る人になるだろ。」




はぁ、まぁ。




「東上先生中田さんは?」




「中田ならもうゴールしてるぞ。」




嘘?