それから6ヶ月後、亜衣さんと高広さんが結婚した。




東京でのショウも大成功に終わり、私は高広さんが通った美容学校への進学を決めた。






そして父さんの転勤命令が下りた。





父さんは又東京勤務に戻った。





私には丁度いい、父さんを置いて東京へ行くのは辛かったから。





百合香に泣かれるのが一番辛い。





「百合香永遠の別れじゃないから、必ず百合香に会いに来るから、圭吾百合香の事よろしく。」





「大丈夫だから百合香の事は、俺が責任持ってめんどうみるから、安心しろ。それより未來このままでいいのか?」





「そうだよ未來、東上に告白しなよ。たとえ東上の記憶が戻らなくても、もう一度告白すればいいんだよ。」





ありがとう圭吾百合香、でもごめん。





真ちゃんに告白はしない。





真ちゃんにどうしても思いだしてほしいんだ。





まぁ意地になってるんだけど。





忘れられた思い、お願いだから真ちゃん思いだしてよ。