「手術は無事に終わりました。」

「ありがとうございます。先生…ほんっとうに…ありがとうございました」

「私のおかげじゃありませんよ。娘さんが必死に生きようと頑張ったからですよ。」

「ほんとにありがとうございました。」

「今から集中治療室に入ってもらいます。」

「…はい…」




ダッダッダッダ───…


『璃乃ー!璃乃ー!』



「あ…る、類弥…くん。」



『お母さん!璃乃は!!』



「う、うん。無事に終わったわよ!」



『あぁー…よかった……あ゙よかった!!!!!』



「璃乃は助かったのよ!!」