変わらずずっと愛してる





男子生徒たちの目を
見るだけで分かった。



自分がこれから
どんな目に合うのか、




『今日はさ〜
萌香ちゃんが喜ぶと
思ってぇ〜、
男子連れて来たんだあ。』



グループのリーダーが
わざとらしく言った。



『なあ、まじで
やっちゃていいんかよ?』


『いいって
言ってんでしょ。』



その会話を聞いている
だけで分かる。



薄汚れた会話。



目の前が真っ暗になる。



逃げなきゃ



逃げなきゃ



逃げなきゃ




私は勢い良く
立ち上がり体育館倉庫の
ドアに向かって走った。





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