「どう、して?」 呆然と立ちすくむあたしの背後で 「何してるの。」 陽の声が聞こえた。 「その写真…。」 陽は、あたしが持っている写真を見て一瞬驚いたような顔をしたけど、すぐにいつもの顔に戻った。 「何で、こんなの、陽が?」 途切れ途切れにいうと、陽はさも当然といった感じで告げた。 「俺が、お前を好きだから。」