――――― ――― 一方。 土方側。 池田屋に着くと、 乱闘の声や刃が重なる音が響いていた。 「斎藤、原田は外を囲め。 他は中を」 「「はいっ」」 俺は池田屋を眺めた。 「くそ………」 「土方!」 遠くから、走ってくる者が見えた。 柚子と雪野だ。 「…ハア…土方。中はどうなっている?」 「わからない」 「私、中、行ってきます!!」