果てない恋色空





「うん、全然。」



体がゾクッとした。


こんなことがあるの………!?





「ま、あとで考えよう。

今は池田屋に…!!」



私は雪野を諭した。



「う、うん」














―――この40分前。






近藤さん、沖田さん、
平助くん、永倉さんは
池田屋の前にいた。




「――――っ。


やっぱりここだったか………」


近藤さんの顔つきが強張った。



「一斉にいきますか」


沖田さんが言う。