「あそこ、怪しくないですか?」 雪野が言った。 「ああ」 沖田さんも言う。 雪野と沖田が見ている先は 桝屋。 そこから人がたくさん出てきた。 「………もしや」 沖田さんが刀に手をかけた。 「待ってください!」 雪野がそれを止めた。 「……要注意として、 様子をみたほうがいいと思います。」 「………ああ」 「…ど、どうしたんですか?」