「うるさーい! やめんかお前ら」 「そっちがやめろや」 私がそう言うと 部屋に静寂が訪れた。 「あっ… 嫌われた」 「完璧嫌われたな」 「ああ」 「可哀相に」 「失恋だあ」 「原田、永倉、藤堂 あとで表でろ」 「─なんかもうめちゃくちゃですね。 はい、解散、解散」 沖田さんがそう言うと まわりが散った。