「う゛ー」 「どうしたんだよ、お前」 腹を抱えながら唸って苦しんでる俺に、半笑いで近いてきた友人。 「いや、腹痛くてさ」 ちらっとだけ、友人を見て視線を前へと向ける。 「ふーん、着替えないの?」 ズボンを脱ぎながら、体育操業に手をかける友人もとい、 隼人は俺の具合よりも体育の授業に出ないのかと心配している。