『間もなく―――』 そうやって、変態行為を繰り返しているうちに、目的の駅に着いてしまった。 (くそっ、もう少し堪能してたかった) 心の中で、再び毒を吐き、首をまっすぐ前に向ける。 「んっ、」 左隣りから、小さな声が聞こえて、心臓が口から出そうになるくらい大きく脈を打っている。