「はぁ〜」 昼休み、一番後ろの窓側の席を陣取り、校庭を見下ろすのが僕の日課。 校庭の中心では、7・8人の生徒がサッカーボールを蹴飛ばして戯れている。 砂埃の舞う校庭で、楽しそうにサッカーボールを大きく蹴飛ばしたのは、僕の憧れの人。