「あれ〜、また胸でかくなった〜?」 教室の1番端っこの、窓側で僕はいつものように、着替えていた。 いつものように、ぱっぱと着替えを済ませて体育館に向かおうと考えていた僕の耳に届いた会話。 この声からして、みっちゃんだな。 「えっ、そうかな?」 戸惑ったような返事を返したこの声の主は、おそらくあきちゃんだ。