女装男子!


心の中で、神様に悪態ついていると、さっきまで険しい表情だったみや姉が僕たちに近いてきた。

「まぁ、あんたたちは似た者同士だったのよね」

なんてさっきまでとは打って変わった、みや姉の明るい声色。


「えっ、似た者同士って?」

と聞いた僕に、再び爆弾発言を落としたのはみや姉でなく、ゼロだった。