「はぁあ?!」 「いや、今のなしで・・・」 思いっきり、振り返った隼人にとっさに目を背けてそう言った。 「おまっ、熱あるんじゃないのか?! やばいやばい、保健室、保健室行こう!!」 「え? だ、大丈夫だから」 隼人は叫ぶと、教室に向かっていた足を止め真逆の保健室方向へと俺の腕を掴んだまま走りだした。