『バスに乗り込んでくださーい!!』
そんな担任の声を聞いてみんなバスに乗り込んだ。
バスの隣は蓮がいいな・・・。
何て私は思いながらニヤついていた。
『はい!!私優理花の隣希望。』
帆波が元気よくそう言ったので、私は断ることができず・・・『うん』と2つ返事をしてしまった。
そんな時、蓮がハッとしたように声を出した。
『帆波ごめん!!俺が優理花の隣だわ。』
えぇっ!?
私がかなり焦ってると、伊吹と帆波が冷やかしてきた。
『お前らいつからそういう関係だったわけ!?』
隣座るだけですけど?
『蓮やぁるぅ♪』
私を誘ったのは、何かをたかりたいんですよ。例えば金とか・・・。(汗)
『お前らうるせぇよ。ほら、優理花行くぞ。』
蓮はそう言って私の手を握ってバスの方向へ歩き出した。
一気に顔が赤くなるのを感じた。
蓮にこんな早い心臓の音聞こえてないよね?私スッゴク今・・・ドキドキしてる。
隣にいる蓮にチラッと目を向けてみると、心なしか蓮の顔も赤くなっていた。
