どかっ 「痛っ」 理奈は風紀委員の脚を思い切り蹴った。 「ふんっ、ほなさいなら。」 痛がる風紀委員を尻目に彼女はさっさと校門を通り過ぎる。 和紗が風紀委員に「お気の毒…」と呟くのは聞こえていないフリで。 「はいはい、そこのヒト暴力反対〜」 「!?」