また台所に湊太くんが戻ってきた。
「着替え置いといた。
俺のだけど。
ボクサーパンツ!ははっ!
ま…気にすんな。
布団敷いてくるから、先風呂入っとけ」
また湊太くんは出て行った。
後片付けが終わり、小さな湯舟のお風呂に入った。
お風呂から出て、着替えてみたら…想像通りダボダボ。
グレーのスエットもボクサーパンツもゆるゆる。
ずり落ちないようにお腹を押さえて、
湊太くんの元へ歩いた。
「ダボダボだよ。。」
布団を敷いていた湊太くんは、
ひっくり返って爆笑した。
「あはははっ!!!子供じゃね−か!!」
くっ……くっそぉ!!
「ほら、ここで寝な。
俺は自分の部屋で寝るから。
明日朝、6時には出るぞ。
船まで送ってから学校行くから。
早く寝ろ。じゃあ…おやすみ」
湊太くんは部屋から出て行ってしまった。
なんかひとりでドキドキしてしまった。。。
寝よう。うん。そうだそうだ…寝よう。
そう思って、ゆるゆるのお腹を押さえながら、布団に入った。



