「土曜日に行くよ、
明日は俺、学校だから」
「うん…わかった」
長い夜ご飯が終わり、
私が後片付けをした。
その姿をずっと後ろから湊太くんが眺めていて、
背中がなんだかくすぐったかった。
「幸せだな…俺」
後ろから声がした。
「これから先、ずっとこういう生活ができんのか…
仕事から帰ると、
この家に香澄がいて…
やべ…想像したら、泣けてきた。
俺…風呂沸かしてくる」
湊太くんは台所から出て行ってしまった。
お風呂…
待って。
私、着替えも何もない。
お風呂→寝る→……エッチ?
ど−−−しよ−−!!!
この歳まで処女で、エッチとは別世界にいた。
ある意味ピアノと寝た。
また…できないかもしれない。。。



