【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢






「挨拶に、来てくれるの?」





ふっと湊太くんは笑った。




「なんだよ、結婚すんだろ?


挨拶するに決まってんじゃん。



え?まさか一緒に住むって同居人って事じゃね−よな?」




ぐっ………うっ……




ちょっとむせた。






「けっ………結婚してよ!!」







あはははっと湊太くんは手を叩いて笑った。





「するする!結婚する!!




結婚してください!!」






はっきり言われると、ドキドキした。







「してあげても……いいよ」







「なんだそれ?くくくっ!!」