【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢




「湊太先生はね、


母子家庭だからとか、貧乏だからって


絶対にそんな目で見なかった。




いつもみんなに優しくってね。



明るくて、だからついつい遊びにきちゃうんだけどね。


イケメンだし!」




「何言ってんすか!もう!」




湊太くんがお茶を4つお盆にのせて現れた。


そして縁側に置いて、


湊太くんは私の隣に座った。





「あ…うちらはいいよ!


これ、香澄さんと食べて!


いつもお世話になってるお礼。


まあたいしたものじゃないけど」






お母さんは煮物と揚げ物?のような物が入った、


大きなタッパ−を縁側に置いた。





「じゃあ…邪魔物は消えますので…ごゆっくり」



お母さんはニヤニヤしていた。



花実ちゃんは私の耳元に顔を近づけた。






「頑張ってね。香澄お姉ちゃん!」





そしてガッツポ−ズをして、


お母さんと帰って行った。