【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢





「香澄さんの記事、


花実がピアノ好きだから、


いつも読んでいてね。




うちはね、母子家庭。



うちも貧乏だし…だから、香澄さんの事知って



すごく勇気づけられた。






本当にすごいね!」




花実ちゃんのお母さんは私の肩をたたいた。



「私がすごいんじゃないんです。


助けてくれる人がいたから、

支援してくれる人がいたから


できたことなんです」





お母さんは首を振った。




「香澄さんの頑張りや、感動する演奏がなかったら、

支援する気にもならないじゃない?


だから、香澄さんが、頑張ったのよ!


自分の頑張りを自分で認めて褒めてあげなくちゃ」





お母さん…




お母さんだったら、こんな風に言ってくれたのかな…




今、お母さんをすごく感じた…