【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢




「もうすぐだ。


3時には、下校だから。


それまで、ここにいればいい。



湊太に今日は早く帰れ−って、これは校長命令だ−て、言っとくからよ」






校長先生……だったのか!



失礼しました。。。







しばらくお茶を飲んでいたらチャイムが鳴った。




そして、パラパラと子供達が事務室前を通った。



「校長先生さよ−なら」



さよ−ならさよ−ならと



ちゃんと挨拶をする。







あ………花実ちゃんだ。




花実ちゃんは事務室のドアの横の小窓から顔を出した。



「香澄お姉ちゃん。



湊太先生の事…好き?」




あ……あの…校長先生も興味津々で聞いてますが。。






「ど……どうかな…」





花実ちゃんは悲しそうな顔をした。



「そう…



さようなら…」





花実ちゃんは俯きながら歩きだした。





待って…





「待って…!」




私は事務室を飛びだして、
花実ちゃんを追いかけた。




「女同士の秘密、守れる?」


花実ちゃんは「うん」と頷いた。





「私、湊太先生が好きだから、ここまで会いにきた」




花実ちゃんはうれしそうだった。



「湊太先生、ずっと彼女いなかったから!うちのすぐそばに住んでいるから全部わかるの!


だから…頑張って!!」






ギュッと花実ちゃんと抱き合った。




「お前ら…何やってんだ?



ほれ、香澄…行くぞ」