「あたし、先輩、すき」


片言みたいにそれだけ言った。

感覚なくなりそうなのに、心臓だけはいやに音高くなってて、

気が遠くなりそうな位体温が上がって、



「なんで?!」


すっとんきょうな"先輩の声"に比喩でなくガクッと崩れ落ちた。