「もう、終電の時間だぞ。」


貴方の声を聞き、私は時計を見る。


「送るから。な?」


終電なんて、早く行っちゃえばいい。


「そんな顔するな。帰したくなくなる。」


素直で大人な貴方には、


まだ勝てそうにない。